葬儀とは、死という旅に出る前のお別れの場です。
葬儀は故人のためだけにあるのではなく、残されたもののために行われるという意味合いも
強くあります。
近年では価値観の多様化、宗教ばなれなどの諸事情で、無宗教形式や火葬のみで見送られる
方も増えてきました。
故人の遺志であったり状況を鑑みてのことでしょうが、どんな形でもお葬式をあげることで、
心の区切りになるのも事実です。
このサイトでは葬儀の流れを解説しています。
安心して故人とのお別れができるよう、お役に立てるようであれば幸いです。
現在の医療の中では、死という段階に進む前に危篤状態を告げられます。心の準備が出来てないとパニック状態になってしまうことも多々あるからです。
通夜とは「添い寝」「お伽おとぎ」「夜伽よとぎ」ともいわれ、故人と親しかった人たちが葬儀の前夜に一晩中、故人に付き添い別れを惜しむ儀式です。
火葬を行うには死亡届等を受理した市町村長の許可が必要であり、許可を受けずに火葬した場合は法律違反となり、死体損壊罪に問われる可能性もあります。
火葬場から持ち帰った遺骨と位牌と遺影を後飾り壇に安置して、還骨勤行が行われます。後飾り壇は小さな祭壇で、忌明けの四十九日まで飾られます。
危篤状態の方の配偶者や子供はできるだけそばにいさせてあげるようにして、身内の近しい者が親類などへ連絡をとります。
祭壇に向かって右側の席が喪主をはじめとした遺族の席で、棺に近いほうから喪主、遺族、親族と血縁の濃い順に並びます。