葬儀の流れについて、順を追って詳しく丁寧に解説するサイト『葬儀の流れ』

●●●初七日法要●●●

【還骨勤行】

火葬場から持ち帰った遺骨と位牌と遺影を後飾り壇に安置して、還骨勤行が行われます。
後飾り壇は小さな祭壇で、忌明けの四十九日まで飾られます。
最近ではそのまま続けて初七日法要が行われます。
本来は亡くなった日を含めて七日目に行われるものですが、遠方の親族に配慮して当日に
行われる場合が多くなってきました。

【精進落とし】

葬儀後の宴席を精進落としといい、これは本来四十九日後に行うものですが、葬儀でお世話
になった方へ感謝の気持ちを表すための宴席です。
本来精進落としは、四十九日まで肉食を絶ち菜食で喪に服するものでした。
しかし現在では精進料理で四十九日を過ごすのは困難であるため、名前だけが残りました。
上座には僧侶やお手伝いをしていただいた方に座ってもらい、遺族は末席に座ります。
感謝の気持ちを表す席なので、遺族はお酒をついでまわってお礼を述べます。
料理は寿司や仕出し弁当などでしょう。
喪主や遺族、関係者も疲れているでしょうから、なるべく早めに切り上げます。
なお精進落としのふるまいに僧侶を招かない、あるいはは遠慮された場合は御膳料と御車代
を包んで渡します。

【追善供養】

仏教では死亡してから49日は故人が現世と冥土を彷徨っているといわれています。
そして冥土では7日ごとに閻魔大王の裁きが行われます。
そのために追善供養を行うとされています。
これを「中陰の七仏事」といいます。
初七日、14日目、21日目、1ヵ月目、35日目、42日目、49日目と行います。

【49日目】

49日目で故人は成仏されるといわれており、忌明けになります。
近親者や知人を招き、忌明けの法要を行った後に忌明けの会食を行います。
四十九日には納骨や白木位牌を菩提寺に納めて、本位牌を仏壇へ納めます。