葬儀の流れについて、順を追って詳しく丁寧に解説するサイト『葬儀の流れ』

●●●通夜の流れ●●●

【通夜とは】

通夜とは「添い寝」「お伽おとぎ」「夜伽よとぎ」ともいわれ、故人と親しかった人たちが
葬儀の前夜に一晩中、故人に付き添い別れを惜しむ儀式です。
夕方6〜7時から行われ、1〜2時間で終わる半通夜が最近では多くなっています。
弔問客の事情を考慮してこのような形式になったのでしょう。
遺族は灯明や線香を絶やさないようにする必要がありますが、翌日に葬儀があるなど遺族も
体調を考えて休むことが多いようです。

【席次】

祭壇に向かって右側の席が喪主をはじめとした遺族の席で、棺に近いほうから喪主、遺族、
親族と血縁の濃い順に並びます。
祭壇に向かって左側には世話人、故人の恩人や先輩、会社の上役、職場関係の方、友人知人
などが座ります。

【仏式通夜の流れ】

遺族着席、参列者着席のあとに僧侶入場です。
進行係が僧侶を式場に案内し、参列者は黙礼で迎えます。
僧侶読経は通常30〜40分程度で、遺族の焼香、参列者の焼香をします。
そのあと法話、僧侶退場は黙礼で見送ります。
通夜の式が終わった後、弔問客を別室に案内して通夜ぶるまいをします。

【僧侶へのもてなし】

菩提寺との打ち合わせは通夜までに行います。
戒名も通夜までに授かるようにします。
僧侶の控え室も用意して、そこで喪主や葬儀社の担当者と打ち合わせを行います。

【お布施】

通夜や葬儀で僧侶に読経をしていただいたお礼に渡すのを御布施といいます。
金額は地方や宗派によって違いますので、聞いた方がよいでしょう。